2025年06月09日 12時31分
《行政 》
夜のはじめころにかけ線状降水帯のおそれ厳重警戒
気象庁は、9日夜のはじめころにかけて、薩摩、大隅、種子島・屋久島地方において線状降水帯が発生して災害の危険度が急激に高まる恐れがあるため、土砂災害や低い土地への浸水、河川の増水や氾濫に厳重に注意するよう呼び掛けている。

前線を伴った低気圧が華中にあって北東に進んでおり、9日は低気圧から東シナ海にのびる温暖前線が九州を北上。
10日明け方にかけて寒冷前線が九州を南下する見込み。
低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため。
9日に予想される1時間降水量は多い所で、薩摩地50ミリ、大隅地方50ミリ、種子島・屋久島地方50ミリ。
10日に予想される1時間降水量は多い所で、薩摩地方30ミリ、大隅地方30ミリ、種子島・屋久島地方30ミリ。
9日6時から10日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
薩摩地方150ミリ、大隅地方150ミリ、 種子島・屋久島地方150ミリとなっている。
9日午前9時までの1時間に、南種子町に県が設置した雨量計で84ミリの猛烈な雨を観測したほか、午前11時半までの1時間には肝付町の内之浦で32ミリの激しい雨が降った。