《行政 》
歩行困難者を地域で避難誘導、小学生がエアベッド組立て
令和6年度曽於市防災訓練が、令和6年10月11日、柳迫地区公民館と柳迫小学校体育館で開催された。
日向灘を震源とする南海トラフとみられる大地震が発生。震度『6強』を観測。
この地震を受けて「災害対策本部」を設置し、避難指示を発令した…という訓練想定。
訓練項目は、要配慮者、要支援者の避難支援・誘導訓練。避難所開設訓練。救急・応急処置及び搬送訓練。炊き出し訓練(おにぎり・トン汁)。柳迫小学校児童による避難訓練・防災体験講座。
訓練終了後、参加者全員で炊き出しを試食した。
この日は、例年行っている柳迫小学校全校児童による避難訓練を実施し、避難後に、実際避難所で使用している避難所物品(段ボールベッド・エアベッド・簡易テント)の組み立て作業を体験。
まず、大地震発生を想定し、先生の指示のもと校庭へ全員避難。避難先までのルート確認を学んだ。
また、地震時の避難において注意する点などを学ぶ「防災講話」を受講。
防災教育の一環として、実際に避難所で使用する段ボールベッド・エアベッド・簡易テントの組み立て作業を経験してもらい、防災意識の向上を図った。
歩行困難者、車いす使用者など、要配慮者及び避難行動要支援者の避難支援・避難誘導訓練では、柳迫校区コミュニテイ協議会のメンバーにより、柳迫地区公民館周辺に居住している単身高齢者などを訪問。
安否確認後、声掛けを行い避難を誘導。避難所の「柳迫地区公民館」まで同行避難。
併せて、避難時介助の問題点や避難時ルートの再確認などを洗い出し共有することにより、今後の地域防災の体制強化に繋げた。
救急応急処置及び搬送訓練では、曽於消防署員、曽於市消防団末吉方面隊柳迫分団員から指導を受け、竹と毛布を使用した応急簡易担架の作成簡易な救急応急処置のやり方、簡易単価での搬送訓練、AEDを使用した心肺蘇生講習の実施もあった。