《行政 》
町内の人材活用など大崎町女性活躍推進会議から町政提案
大崎町女性活躍推進会議からの町政提案が、令和7年1月27日、大崎町役場で開催され、大崎町女性活躍推進会議委員10人が、町内の人材活用、福祉パス及びスク-ルバスの活用などを提案した。
同会議は、令和6年5月に委嘱状が交付され、ファシリテ-ター育成講座や10代から50代以上それぞれ年代別女性意見交換会を3回開催。
年代別意見交換会の感想共有、意見集約を行って令和6年11月に町政提案方法の取りまとめを行ったもの。
同会議メンバーが、2つのチームで提案。
年代別女性意見交換の取りまとめは次の通り。
〈20代以下〉
大崎町大好き
学校が楽しい
町外の友達を大崎町に呼べない~遊ぶところがない
映えるメニューがない、知らない、情報が届いていない
イベントが少ない
福祉バスに乗れると知らなかった
〈30代・40代〉
移住に対するお勧め度は高い
病院や公園が欲しい
働き盛り
コミュニティの場所がない、欲しい
公的な仕事で、町外に委託している(町内でできる人がいるのに)
一部の人しか情報が回らない
〈50代以上〉
地域の中での役割
しがらみを次世代に残したくない~人と人とのつながりが希薄に…
ゴミ出しが大変~ルールが変わったことを知らなかった
町外に出ていきがち
学力が低いので…Uターンを考えてしまう
Teamハーモ二-からの3つの提案
▽町内での事業の外部委託を町内の人材で担う
町内の様々な資格をお持ちの方の人材活用、人材があり仕事を求めているのに利用しない手はない。公募・求人を発信していただきたい。
▽福祉バス及びスクールバスの活用
福祉バスについて名前に「福祉」がついている事から、ご年配の利用しかできないと思い込んでいる。
名前の変更を提案、たとえばみんなのバス「みんバス」
みんなに関心を持ってもらうために名前の公募も。
安心・安全・安定の運行を考慮し使用料を有料にする。サブスクでも可
現在中学生が利用するスクールバスを高校生にも利用させてほしい。
毎日通らなくても、曜日ステイでもOK。乗れる場所を増やしてほしい乗り降り自由。路線図、スケジュールの見直し。
進路の選択肢が広がる。生徒の負担減・先輩の話が聞ける。保護者の負担減。
▽大崎町在住の若い世代からの情報発信
大崎町の情報が若い世代に届いていない若い世代が求めている情報を若い人から発信していく、町が管理するSNSの開設、町のPR特派員(仮称)委託。
取り組んだ若者が、もっと大崎町を好きになる。地域の活動(サロン・イベント)に若者が目を向けるきっかけに。町の告知しない民間イベントも発信。
若い人が楽しめる若者によるイベントの企画。
必要に応じて特派員への活動・取材費の助成。
町長と横瀬古墳で踊りたい。
チームシナジーからの提案
▽子育てをみんなで応援するおおさきにするための提案
子育ての課題、親のニーズ、子どもの面倒を見て欲しい・子どもの居場所が必要。1~2時間だけでも子どもの面倒を見てほしい。今は蓬原保育園の一時預かりを使っている。
日曜日にも子育て支援センターを開設して欲しい。といった多くの声。
提案1:子育てマツチングで、親の負担を軽減
親御さんにとって1-2時間でも子どもの面倒を見てくれる人がいることは、育児負担の軽減や新たな機会をつくることに繋がりま
す。
保育園による一時預かり事業は人手確保の難しさがあると考えられるため、町民の中にベビーシッター有資格者を増やすこと
によって、ベビーシッターができる人のプラットフォームを作ることができます。
ベビーシッター利用負担軽減支援。ベビーシッター資格取得支援。キッズライン等の子育てマッチングサービスヘの登録支援。
提案2:安全で創造性を育む子どもの遊び場をつくる
安全な遊具を配置。全天候に対応し、日曜日も遊ばせられる施設の設置。地域の方も巻き込む
実現による効果
より良い子育て環境へ
親の負担軽減、子育ての負担を軽減することで、親御さんの心身の健康をサポートします。またそれが、親御さんの新たな機会創出につながると考えます。
子どもの成長支援
子どもに多様な環境を提供することで、子どもの健やかな成長を支援します。
住んで楽しいまちへ
子育てを起点として、子どもたち・保護者・地域の方々・地域の事業者などが繋がり、協働することによって、住んで楽しいまちづくりを目指します。
提案を聞いていた町職員からも感想や意見も述べられ、東靖弘町長は「ひとこと反省、皆さんが求められているものは本当に必要なもので、障害児や年少、年長などそれぞれが遊べる環境整備など、男性中心でなく、細やかに身近にあることを考えていくことが大崎町の力になる。
これらを一つひとつ実現していくことが、未来に輝く大崎町となる。」など感想を述べ、「遊具の設置など建設課と協議をしており、こういった意見に目を向けて進めていきたい」など述べていた。
この日参加した町職員らは、女性活躍推進会議からの提案について意を良く理解し、政策へのヒントとしていく。