2025年03月06日 18時48分

《行政 》

鹿屋農高ら6団体~おおすみの地域力表彰

 令和6年度「おおすみの地域力表彰~おおすみの元気を未来へ~」の表彰式が、令和7年2月27日、大隅地域振興局別館で開催され、6団体が表彰された。

写真=あいさつする永野局長

 「おおすみの地域力表彰~おおすみの元気を未来へ~」は,大隅地域において,様々な活動を通した地域の活性化等への継続的な取組が,未来にわたり地域に波及していくことが期待できる個人又は団体を表彰するもの。

 この日は、永野義人局長があいさつし、表彰状が手渡された。

令和6年度受賞者は次の通り。

〈県立鹿屋農業高等学校〉鹿屋市
 創立129年を迎える鹿屋農業高校の生徒は,家畜の世話や農業実習で活動や練習時間が限られる中,体育系や農業クラブの部活動等において,日々の練習や活動に励み,優秀な成績を収めています。

 鹿児島黒牛研究部は,昨年開催された第7回和牛甲子園において総合評価部門,枝肉部門で最優秀賞を受賞し,今年の第8回大会でも枝肉部門で連覇を果たしました。
畜産同好会は,第8回九州連合ホルスタイン共進会において第2部の首席を受賞しました。
 野球部は,第154回九州地区高等学校野球大会県予選,及び第66回NHK旗争奪鹿児島県選抜高校野球大会で準優勝を果たしました。
 
 同校のこうした活躍は,地域の住民に感動や希望を与えるとともに,全国有数の農業のまち鹿屋の畜産・酪農の力を広く県内外へ発信することで,地域のイメージアップや活性化に大いに献されています。

〈MORIALLWAVEKANOYA〉鹿屋市
 令和2年に県内初のプロ女子ソフトボールチームとして創設され,全日本クラブ女子ソフトボール選手権では,令和4年から3年連続優勝を果たし,日本女子ソフトボールリーグでも,昨年初優勝を果たすなど,優秀な成績を収めています。

 同チームのこうした活躍が,県内外に情報発信されることで,大隅地域の認知度の向上,イメージアップに大いに貢献されています。

 また,スポーツ少年団を対象としたソフトボール教室の開催,交通安全運動へ立哨員としての参加など,地域に根ざした地域貢献活動にも積極的に取り組まれています。

〈CielBleu鹿屋〉鹿屋市
 平成28年に国内発のトラック中長距離女子チームとして活動を開始し,今年で創立10周年を迎え,現在,10名の男子選手が国内外の大会で活躍されており,令和3年からは,国内最高峰のロードレース「Jプロツアー」にも参戦し,2022シーズン総合順位6位や,2023全日本選手権で3位に輝くなど,優秀な成績を収めています。

 同チームのこうした活躍が,県内外に情報発信されることで,大隅地域の認知度の向上,イメージアップに大いに貢献されています。

 また,地域で開催されるサイクリングイベントにも積極的に参加し,自転車を通した地域の活性化に貢献するとともに,小・中学生を対象としたサイクルアカデミーの開催や,警察署等と連携して交通安全教室を実施し,自転車の安全な乗り方や交通ルールの普及啓発に努めるなど,地域に根ざした地域貢献活動も積極的に取り組まれています。

〈劇団南の星座〉錦江町
 平成27年に医療,介護,福祉等の専門職7名で旗揚げ。現在13名の団員が,認知症の早期発見の大切さや,地域での支援のあり方を地域住民に分かりやすく伝えるため,鹿児島弁を駆使した喜劇仕立ての寸劇により,ボランティアで啓発活動に取り組んでいます。

 現在は,大隅地域のみならず,県内各地域の市町や団体からも活動要請があり,県主催のイベントにも参加するなど活動の範囲を広げ,認知症者への支援のあり方等に係る啓発活動を通して,共生・協働による認知症者にやさしい地域社会づくりに大いに貢献されています。

〈株式会社上鶴畜産〉錦江町
 家族経営の限られた労働力で,肉用牛繁殖経営の規模拡大を進める上で課題となる労働力不足に対応するため,地域に先駆けて,人工哺乳ロボットの導入,分娩通知システムや監視カメラなどICT機器の積極的な活用などにより,労働力の軽減,働きやすい労働環境づくりに努め,堅実な優良畜産経営を確立されています。

 畜産経営におけるICTを活用した効率化,省力化等の取組が評価され,令和5年度全国優良畜産経営管理技術発表会において,最優秀賞である農林水案大臣賞を受賞されました。

 また,町内の小・中学校において,畜産経営のやりがいや食育についての講演を実施し,自社農場において後継者の育成に尽力されるなど,地域に根ざした地域貢献活動も積極的に取り組まれています。

〈くにみ楽Cafe&Bar会議~未来を語る若者会議~〉肝付町
 肝付町国見地区において働く若い世代が集まり,平成28年から,「くにみ楽Cafe&Bar会議」の名の下,定期的に地域の未来を語るワークショップ(夜の座談会)の開催や,地域の困りごとになっている竹を生かした「竹灯籠まつり」を開催してきており,
地域の活性化に大いに貢献されています。

 また,平成29年からは,地域の夏祭りにおいて,約50年途絶えていた伝統行事である「本城八月踊り」を復活させるなど,地域伝統文化の継承にも貢献されています。

 このほか,地域の保護者世代として,子ども会の活動も積極的に支援し,多世代が交流する場を創出するなど,地域に根ざした地域貢献活動も積極的に取り組まれています。

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