《教育・社会 》
子どもの学び 育ちを支える連携 協働~鹿屋寺子屋シンポ
子どもの学び・育ちを支える連携・協働~大人の学び・育ち,地域づくりを視野に入れて~鹿屋寺子屋シンポジウムが、令和7年2月18日、リナシティかのやホールで開催された。
鹿屋寺子屋事業について、活動発表や講演を聴くことによって事業の事例を検証しながら成果と課題について考え、今後の寺子屋事業の展望と方向性を探るために開催。

鹿屋寺子屋事業説明があり、寺子屋りりし田崎塾の岩山益男指導員、寺子屋野里塾ウィズ・ユーの谷川忠幸指導員による活動発表があった。
りりし田崎塾では、アンケートによる成果として次の8つが挙げられた。
あいさつを自分から先にするようになった。
字を丁寧に書くようになった。
先生のお話や友達の発表を真剣に聞くようになった。
友だちに教えることができてうれしかった。
「○」をもらえてうれしかった。
外で遊ぶと楽しいことに気づいた。
時間を守るようになった。
みんなと遊ぶことが楽しかった。

写真=りりし田崎塾の岩山指導員による活動発表
野里塾ウィズ・ユーでは、次の成果が挙げられた。
実際の学習活動の様子や活動日誌の塾生の感想から、塾生たちは、同学年だけでなく異年齢とも楽しく学び合っている様子が伝わってきます。実際、上級生か下級生に教えている場面を多く見かけ、同じ寺 子屋で学ぶ仲間意識が芽生え、学力面だけでなく円滑な人間関係や社 会性の向上にも繋かっていくと期待できます。
多くの塾生たちは、毎回の寺子屋での自学をとおして課題に集中して取り組む姿勢を身につけ、学力の向上に結び付けたり時間を有効に使う姿勢を身に付けたりしています。
塾生たちは、寺子屋の指導者・。見守り者の方々と接することで、指導・助言等に対する感謝の気持ちを培ってきています。また、心のこもった挨拶や正しい言葉遣いの大切さも学んでいます。
寺子屋の指導者・見守り者の方々の根気強い対応や地道な努力の継続は、文字通り「安心して子育てできるまちづくり」に貢献されており、感謝の気持ちでいっばいです。

写真=野里塾ウィズ・ユーの谷川指導員による活動発表
コーディネーターに川崎医療福祉大学(倉敷市)健康体育学科・教職課程部門の諏訪英広教授。
岩山指導員、谷川指導員、鹿屋市教育委員会の宇井知隆生涯学習課長がパネラーにディスカッションがあった。
諏訪教授による「子どもの学び・育ちを支える連携協働~大人の学び・育ち、地域づくりを視野に入れて~」の講演では、コミュニティスクール(学校運営協会制度)の仕組みや、取り組んできたことを説明。
「地域とともにある学校」づくりに向けた「ビジョン」の形成と共有、そのためには「熟議」が必要。
なぜ、コミュニティスクールが必要なのか、そのメリット、デメリットなどの説明もあり、岡山県高梁市の事例を紹介。
学校運営協議会は、校長が示す学校経営方針や教育課程等に関して「熟議」を行う。
納得と共感をもって承認を行う。
「地域とともにある学校」づくりのためのビジョンを形成し共有する。
参加者(学校関係者,委員)の主体性・当事者性・責任性,参加者同士(特に学校関係者と委員間)の対等性・相互信頼性・共感性によって特徴づけられる場であることが非常に重要である…などが伝えられた。


写真=川崎医療福祉大学の諏訪教授による講演