2025年03月26日 15時59分

《オーガニック 》

心地よさ体感~古民家岩元邸で春の暮らしへ種を蒔こう

おおすみオーガニックマルシェ

 おおすみオーガニックマルシェ~古民家「岩元邸」で春の暮らしへ種を蒔こう~が、2025年3月20日、鹿屋市本町の103年古民家「岩元邸」で開催された。
 地域の中で種や農法などでこだわって生産し加工している小規模農家等が集まり、そのプロジェクト報告や古民家ツアーなど行い、鹿児島市や霧島市、都城市などからも参加、家族連れなど楽しんだ。

 主催の「おおすみ百姓の森」は大隅半島を拠点にしている小規模生産者グループとして「生きものにやさしい暮らし=心地よい」を広げていくことを目的に活動。

 先人たちの暮らしが色濃く残る日本家屋「岩元邸」で、私たちの暮らしの原点に想いを馳せながら、「芽吹きの春」をむかえる喜びを共に分かち合いたい…と実施。

 作る側も食べる側も心地よい農産物や加工品など10店舗のマルシェ販売、ファミリー層がお米作りに参加し自分たちで稲作等を体験できる田んぼプロジェクト2025説明会や、岩元邸ツアー、映画紹介『シード ~生命の糧~』、種の図書館などのイベントで賑わった。

 その中でも、田んぼプロジェクト2025は、耕作放棄地で消費者が自家米を作る体験支援活動で、昨年の活動報告と今年の募集案内が行われ、様々なスタイルで自家米作りを楽しむ実践者による稲つくりトークなどもあり情報交換が行われた。

写真=岩元邸ツアーも

 岩元邸ツアーも午前、午後で実施。
 釘1本使わないで建てられた文化財ともいえる築103年の古民家で、当時、地域の農家をまとめ、農で地域を支えていたという歴史や、建物の裏に流れる新田川は延長12㌔あり、江戸時代後期に島津藩号令の新田開発で作られ、周辺の150ヘクタールの農地を潤し、そうした農家の拠り所であった…など説明。

 食と農を通しての様々な交流があり、岩元邸の歴史とマッチングしてのイベントで、参加者は大隅半島のオーガニックな心地よさも体感していた。

おおすみオーガニックマルシェ 古民家「岩元邸」で春の暮らしへ種を蒔こうインスタ 

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