《行政 》
被災者の生活再建についの調整やマネジメント活動拠点
鹿屋市で災害ボランティアセンターの設置・運営等に関する協定締結
鹿屋市で、災害ボランティアセンターの設置・運営等に関する協定締結式が令和7年5月28日、鹿屋市役所で行われた。

災害ボランティアセンターの設置及びボランティア活動を円滑に行うため、市と社会福祉協議会の役割分担等を明確にする協定を締結することで、災害時における被災者の迅速な生活支援を推進する体制を構築するもの。

災害ボランティアセンターは、被災者の生活再建を目的として行われる災害ホランティア活動が、被災状況に応じて、円滑・迅速に行われるよう調整やマネジメントを行うことを目的として設置される活動拠点になる。
協定の内容は次の通り。
・災害ボランティアセンターの設置、一運営に関すること
・災害ボランティアセンターの業務に関すること
・鹿屋市及び鹿屋市社会福祉協議会の役割に関すること
・平常時における体制整備に関すること

災害ボランティアセンターの流れ
①支援ニーズ受付係
被災者からの依頼を受け付ける最初の窓口となります。
被災者本人やご家族、また町内会長や民生委員児童委員などから寄せらせた情報をもとに、支援か必要な内容などの聞き取りを行います。
必要に応じて、被災者宅等を訪問し、現地調査を行うこともあります。
②ボランティア受付係
被災して困っている方々の支援を希望するボランティアの受付を行います。
最近では、インターネットで事前登録を行うことか可能となっています。
また、活動時の事故などに備え、ボランティア活動保険への加入手続きも行います。
③オリエンテーション係
災害ボランティア活動における基本的な事項や注意点、ボランティア活動の心得などを説明します。
説明方法は、用紙の配付のほか、分かりやすくするため動画の視聴を取り入れるようにしています。
④支援マッチング係
被災者の支援ニーズに合わせてホランティア活動者の派遣調整を行います。
ボランティアにお願いしたい活動内容なとをお伝えし、ボランティア希望者を募ります。
派遣先とホランティア人数が決定したら、グループリーダーを決めて、派遣先へと送り出します。
⑤資材係
活動に必要なスコップや一輪車などといったボランティア活動に必要な資材の調達、管理、貸出などを行います。
⑥活動報告係(オリエンテーション係が兼務)
ボランティアが活動を終えて帰還したら、活動報告係に活助報告をしてもらいます。
活動が終結したか、翌日以降に持ち越すニーズがあるか、また体調が悪くなった人やけがをした人がいないかなどを確認します。
その他(運営本部部門)
様々な統計テータの集約や,外部支援者との関係づくりや応援要請といった他の係に属さない様々な業務を処理する大切な役割を担う部門です。
さらに

この日は、社会福祉法人鹿屋市社会福祉協議会の宮下昭廣会長と、岡健一事務局長が出席し、宮下会長と中西茂鹿屋市長がそれぞれ協定書に押印。
宮下会長と中西市長があいさつ。
災害ボランティアセンターでのそれぞれの役割にそって災害時の対応、あるいは平時の準備に備える。
これまで県内15市町村でも締結が行われている。