2024年08月02日 07時33分

《イベント・行事 》

天文館をご神幸行列練り歩く、鹿児島の祇園祭おぎおんさぁ

 鹿児島の夏を彩る「おぎおんさぁ」が令和6年7月21日、鹿児島市の高見馬場~朝日通の天文館電車通りで開催された。今年は猛暑が続き、参加者の日焼け対策で衣裳が準備された。

 祇園祭「おぎおんさぁ」は悪疫退散、商売繁昌を祈願して、古く江戸時代から行われている伝統的なお祭り。宵祭と本祭の2日間に渡って開催され、夏の風物詩として鹿児島の人々に長年親しまれている。

 本祭のご神幸行列は、梅雨明けの暑い7月下旬に鹿児島市一番の繁華街・天文館を中心に、古式ゆかしく、そして賑やかに練り歩く。特徴は神輿の神幸だが、祗園傘・大鉾の妙技と十二戴女。

 八坂神社で一番神輿に御霊遷しを行って祭りが行われ、おぎおんさぁの御神幸行列が終わると一番神輿は八坂神社へ帰り、御霊を還す。

 前日の20日には宵祭りが開催され、メイン会場はウォーターフロントパークで、サテライト会場はセンテラススクエア、ぴらもーる、ベルク広場ほか。メイン会場ではふれ太鼓に始まり、ゴスペルライブやジャズライブがあった。

 本祭はアイムビル前で発行祭の神事があり、天文館電車通りを神幸行列した。
途中の中央ビル前、センテラス前、マルヤガーデンズ前、いづろ交差点、山形屋前などでは勇壮な「太鼓演奏」があった。

 おぎおんさあの行列は、先せん導どう役やく、馬上の祓はらい主、文化財旗、露払など28の行列があった。傘鉾演技は山形屋前とマルヤガーデンズ前の2ヶ所であった。
神輿は随所で「稚ち児ご上あげ」を行う。子どもの無病息災を願い、神輿の上で天高く抱き上げる。最後に清めの塩を舐めさせて、神輿に近づけて健やかに育つように祈った。

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