2025年05月18日 20時19分

《イベント・行事 》

ルーツは鹿児島の武豊騎手が曽於市のスクラブで講演

南九州畜産獣医学拠点(スクラブ)開設1周年を記念トークショー

 日本中央競馬会(JRA)のトップジョッキー、武豊騎手のトークショーが令和7年5月15日、曽於市財部の南九州畜産獣医学拠点(スクラブ)で開催され、会場には700人を超える競馬ファンが詰めかけ、熱心に耳を傾けていた。

 スクラブの開設1周年を記念して行われたもので、北海道や関東や関西圏、九州全県、国外からも集まった。

 競馬界の第一線で活躍する武豊騎手(56)で、1987年にデビューこれまでの通算成績は4577勝。曾祖父が鹿児島出身で、鹿児島にもルーツを持つという。

 武騎手は、デビューの年がちょうど日本中央競馬会がJRAとしてテレビでPRするなど、イメージチェンジしたときで、タイミングが良かったこと。

 海外のG1レースに日本の騎手が出場、日本の競馬は世界のレベルにあり、日本の競馬はファンが支えて下さっている。

 ジョッキーになったときからこれまで、ずっと勝ちたいと思ってやってきて、今後もその思いでやっていきたい。

 今回は獣医学施設でのトークショーということもあり、騎手と獣医師とのエピソードが語り、「獣医師は僕らにとっては大きな力であり、この立派な施設で若者が獣医師の道に励んでもらったらうれしい」など話していた。

 また、会場からは「娘に1歳でムチ、2歳で木馬をプレゼントした、3歳は何をあげれば…」の質問もあり、まだ3歳では危ないかもしれませんが「実際、馬に触れ、乗ってみることがいいかも。ここでもできますよね」などのアドバイス。

 また、「普段のトレーニングの仕方や、どこを中心にトレーニングするんですか」「ファッションやヘアスタイルへのこだわりは」「一番、苦手だった競走馬は」「ジョッキーになってなかったら何の仕事をしてたでしょう」などの質問もあり、丁寧に答えていた。

 南九州畜産獣医学拠点事業(SKLV)は、畜産が基幹産業である曽於市と鹿児島大学共同獣医学部が連携して、旧鹿児島県立財部高校跡地を整備し、将来の畜産業・獣医療を担う人材の育成、新たな産業の創造・交流人口の増加を目指す事業となっている。

 飼育動物は、
 牛(JA鹿児島県経済連)262頭(繁殖雌97頭、肥育138頭、子牛27頭)
 馬(カナディアンキャンプ乗馬クラブ)17頭(サラブレッド、道産子、ポニーなど)
 鶏(鹿児島大学)0羽、8/5 (月)搬入し、9/20 (金) 5230羽出荷予定。

 スクラブでの臨床実習等の実施状況や、今後のセミナー等は別表の通り。

スクラブ 公式ホームページ

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