2026年06月24日 20時27分

《雑草(コラム) 》

議会も過渡期なのか…地方議会の在り方で考えること

 昨今、全国的な傾向として、人口減少が進む過疎の自治体で、議員のなり手不足が続いているという。

 この大隅半島では定数削減を行った議会も増えあって、昨年は下馬評では無投票になるか…と思うような議員選もあったが、いずれも選挙が行われている。

 直近の2自治体の選挙では、定数26の鹿屋市議会では新人7、定数12の肝付町議会は新人4、出馬はもっと多く、しかも移住者やUターン者などもいて議会での新たな風も感じたりする。

写真=地方議員は必要か 3万2千人の大アンケートから

 先日は、奄美の友人と話をしていて、県内の移住者で約6割が奄美群島への移住だという。
 ちょっとデータがちぐはぐだが、2023年の奄美市への移住者数は2027人で、2024年度に県や市町村の支援制度を利用して県内へ移住してきた人は2950人(前年度比14.4%増)らしい。

 その中で、特に過疎地の人口は、高校を卒業して島外へ出る若い世代がほぼいなくなり人口減少は鈍化。
 つまり社会増減は落ち着いて、あとはお年寄りがお亡くなりになって自然減で人口が減っていくのだという。

 逆に移住者が増えたり、若い移住者で子どもが生まれたり社会増と自然増があいまって、そうした傾向が強まってくれば、人口減少の幅はある程度縮まってくるということらしい…。
 
 笑い話のような形で会話が進んでいったが、話をひっくり返せば、限界集落ということなのか。

4分の1以上は無投票という現状…

 議員のなり手の数も、まだ鹿屋市はいいのだろうが、他の自治体では、だんだん限界集落という形で進んでいくのだろうか。

 他紙の情報によると、2019年5月から23年4月にあった926の町村議選のうち、254議会27・4%、4分の1以上が無投票だったという。

 それを回避するためにも議員定数を実施する自治体も増えているらしい。
 そして、議会定数減を住民が直接請求する自治体も出てきたという。

 また別の視点から、議会の中で、議員選だけでなく首長選も含め投票率が低いということを問題にし一般質問を行っているが、これは期日前投票や、投票所の在り方という選挙のシステム、行政が…議会が…ということでなく、有権者の意識の問題…。

 投票に行ったとして、誰が議員や首長になったとしても、このまちは変わらないと思うし、生活も変わらない…と思っている若い世代の存在があるのだと思う。

 前回、4市5町の議会を回ってみて感じたことを書いた。
 まずは一番市民や町民に近い存在という中で、ここ40年ほどこの仕事をしてきて、以前よりも何か議会の敷居が高いと感じる。

 この大きく変化する時代とともに、議会も変わってもらいたいと思うのに、ほぼ前例通りで議会の在り方、市町民との距離はほとんど変わっていないのか…、なのでより閉鎖的にも見える。

先輩議員がリードする形で変えて…

 話によると鹿屋市議会では、今議会で議会の在り方に対しての条例案が提出されると聞いた。

 この新人議員が増えてきているというタイミングで、先輩議員がリードする形で、今の議会の在り方を考えてみて、変えることのできるところは変えていく流れを作ってもらいたいと思う。

 前々回、議員アンケートのことを書いた。
 よくこんなことまで質問するのかと思うが、「生まれ変わっても議員になりたい」は、そう思う28%、そう思わない69%。

 議員の定数や在り方も含め、自らが「そう思う」ような議会に、ぜひしてもらいたい。(米永20260624)

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