2025年04月26日 10時58分

《大隅点描 》

アケボノツツジ~今年は裏年か

 鹿児島県唯一のツクシアケボノツツジの分布地である高隈山系と肝属山系(甫与志岳、万黒山、岸良権現山)では、今年の開花は10年に一度の裏年で、花つぼみが少なく「あれまあー」と言えるほどの花数の少なさである。

 大群落のアケボノツツジを期待して登山する人も多く、せっかく登山しながら、そのがっかり共大きいと思われる。

 しかしミツバツツジ類は開花しており、甫与志岳山頂近くの北尾根でオオスミミツバツツジ、キモツキミツバツツジやドウダンツツジ(九州唯一)、アセビの花が5月上旬まで見られ、稲尾岳でオオスミミツバツツジ、アセビの花が5月上旬まで見られる。

 写真は高隈山系の刀剣山の岩頂で撮影したアケボノツツジとキリシマミツバツツジ(変種)である。

 ほかに刀剣山では、ウンゼンツツジ、マルバアオダモの花も見られ次回に紹介。

 刀剣山(661m)登山は、垂水市側猿ヶ城渓谷駐車場から登山することになるが、足場も悪く険しく、初めての人には進められない。

 大隅の自然、歴史研究
 坂元二三夫

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