2025年04月19日 18時07分

《行政 》

志布志港港湾脱炭素化推進計画を作成し公表

 志布志港港湾脱炭素化推進協議会は、令和7年3月に志布志港港湾脱炭素化推進計画を作成し、その内容をこのほど公表した。

 県では,「2050年カーボンニュートラル」の実現に向けて各種施策を展開,港湾においては,脱炭素化に配慮した港湾機能の高度化,集積する臨海部産業との連携等を通じて「カーボンニュートラルポート(CNP)」を形成し,産業や港湾の競争力強化と脱炭素社会の実現に貢献していく必要となっている。

 志布志港においては,「志布志港港湾脱炭素化推進協議会」を設置し,今後の脱炭素化の取組等について意見交換しながら,この度,「志布志港港湾脱炭素化推進計画」を令和7年3月に作成。

 同港は、国内有数の農畜産地域である南九州地域を背後に有し,南九州における国内外の物流拠点,南九州地域向けの飼料供給基地として背後地域の産業を支えている。また,平成23年に九州で唯一の国際バルク戦略港湾に選定。

 周辺地域における交通ネットワークの整備(東九州自動車道,都城志布志道路等)が着実に進められ,利便性が高まっているなどの地理条件。

 内航定期航路として,東京,阪神,沖縄を結ぶ長距離フェリーやRORO船が就航。国際コンテナ定期航路として,中国,韓国,台湾等のアジア各国に就航。

 志布志港の2021年度取扱貨物は、総取扱貨物量916万トン。うち移出貨物が最も多く(344万トン),次いで移入貨物が多く(272万トン),移出入貨物の約7割がフェリー貨物である。

 輸入では飼料原料の取り扱いが多く,品目はとうもろこしが58%を占める。輸出では原木が80%を占める。
 コンテナ取扱量は平成30年以降10万TEUを超える…などの特徴がある。

 今後は,同計画に基づく脱炭素化の取組を官民で連携して取組み,荷役機械の電化、FC化や、港湾オペレーションや臨海部立地産業等の脱炭素化に必要な次世代エネルギー受入環境の創出など、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて推進していく。

 概要は別紙のとおり。

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