2025年01月21日 11時31分

《スポーツ 》

半世紀続く駅伝で絆を深める~上小原校区一周駅伝大会

 鹿屋市串良町上小原地区の新春の伝統行事、第49回上小原校区一周駅伝が令和7年1月19日開催された。主催は上小原校区体育協会。

 同行事は上小原校区の4地区が赤・青・黄・白と4チームに分かれ上小原小学校入口を起点に幼児から60代までが19区間11.5kmを襷で繋ぎ健脚を競う伝統の駅伝大会。

 コロナ禍での中止や国道220号線の交通量の変化に伴いコースの変更などもあったが、50年以上続く校区の楽しみな伝統行事となっている。

 第一走者は4地区の代表の幼児が花火の合図とともに一斉にスタート。200mを懸命に走り次の走者へ襷を繋いだ。選手の前方には街宣車が走り選手の通過予告を知らせると沿道には地域の住民が集まり声援を送った。

 声援を送っていた男性は「昔は4チームで競っていたけど、少なくなったね。今年はどこのチームが速いのかね」と話し、手を叩いて懸命に声援を送っていた。

 幼児・小学生・中学生・青年一般・40代・50代・60代と各世代が繋いだ襷は1時間程でゴールの上小原小学校正門前に到着。
 
 最終区でゴールテープを切った60代の男性らは無事走り切れホッとしている様子だった。「不安だったけどよかった」「久しぶりに走った」などと話し充実した表情だった。
参加者には参加賞と各順位に応じた賞品が渡され、優勝チームには優勝旗が授与された。

 上小原小学校赤井校長は「地域が一体となる素晴らしい大会だと思います。最高齢の走者が69歳と聞きました。この大会がこれからも校区の絆を深める行事になることを祈念します」と話した。

 様々な時代の変化に対応し半世紀に渡り上小原校区の新春を活気あるものにしている伝統の駅伝大会に参加者らからは「来年で50回大会。ぜひ来年も参加したい」などの声が聞かれ各世代間で交流を深めていた。

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