2025年04月29日 11時15分

《イベント告知 》

5/5 南大隅町で「ペコロスの母に会いに行く」上映会

同町在住の映画監督山下さんが「南大隅映画協会」を発足その第1弾

 映画「ペコロスの母に会いに行く」上映会は、令和7年5月5日(月・祝)10:00、14:00、18:00の3回、南大隅町役場3階大会議室で開催。

 料金は一般1500円、小中高生1200円(前日までの電話・ネット予約で300円引き・チラシの2次元コードから)。

 この上映会は、南大隅町在住で同町を舞台に協力隊の奮闘を描いた映画「ひとしずく」を制作した映画監督、山下大裕(だいすけ)さん(32)が、「南大隅映画協会」を設立し、その上映会第1弾として実施するもの。

 鹿児島県で高齢化率が最も高い南大隅町は、介護福祉に関する課題がたくさんある町です。

 老々介護、独居高齢者、認知症、コミュニケーション不足、介護福祉施設や人材不足…。

 そんな中、南大隅町で本作を上映することには意義があるのではないかと考えてています。
 この機会に映画を通して、認知症のことについて考えてみませんか…と呼び掛けている。

 同協会は、娯楽が少なく映画館もない南大隅町において、みんなで一緒に映画を観て楽しめる機会を増やしたいという強い想いから発足させた。

 山下さんは、福井県敦賀市出身だが、母親が南大隅町の出身で、幼少期は毎年のように夏休みの約1か月間、母親の実家で家族みんなで過ごしていたという。

 神奈川県の日本映画大学を卒業後、劇場スタッフや自治体の観光PR動画製作などを手がけ、2017年7月、地域おこし協力隊として南大隅町に移り住で約8年。

 その間、映画「ひとしずく」を制作。新型コロナの流行拡大で一時中断したものの、23年11月に初公開され、これまでに16都県で71回上映し、約3300人の観客を動員。

 そして、高齢化、介護福祉に関する課題、町の文化などの現実を目の当たりにし、映画館のない同町で映画の上映会を開くことを決意。

 第1弾は、認知症の母と離婚して子連れの息子との日常を描いた映画「ペコロスの母に会いに行く」(森崎東監督)となったもので、今回が成功することで、上映会の定期開催も…とPRしている。

 問い合わせは、南大隅映画協会 (070・4321・8815) へ。

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