2024年11月10日 10時28分

《雑草 》

責任問題と大壇上にふりかざさず人々が安心する社会に

 米国大統領選挙もトランプ氏が返り咲きをしたので、大揺れに揺れた選挙戦に決着が付き世界中の人々がひと安心、あるいは不安を感じていることでしょう。

 日本国内の政権も大変革の時期と重なりハリス副大統領が当選すれば、日本の高市早苗氏の総理の時代が来るかも知れないと,思ったりもしましたが一生懸命に頑張ったハリス氏もアメリカでは男女同権民主国家と言え、歴代大統領に女性が居なかったせいか前哨戦では拮抗していたが終盤には大差がついて敗北した。

 現職で副大統領をしただけあって潔い敗北宣言をして、悪びれずトランプ氏を祝福する演説は素晴らしかったし、日本もこうなくては成らないと思った。

 日本の場合は報道関係やネット等で自民党大敗の責任を、石破総理は責任を取り辞任に追い込まれると、真っ先に石破降ろしが起こるだろうと有名な政治評論家や各新聞社の論説員も、ネット上でも一斉に声が浮上した。

 選挙の大敗の責任を取らなければればならないだろうと言った石破総理降ろしの問題が不問に終わったのは当初から予測されている選挙結果の案件であり,あわよくば過半数をとれば一件落着であった。

 裏金問題は深層的な長年一党支配体制が問題視されず、日常茶飯事な行為で看過され慣習として行われて来た。
 前岸田総理気が付きこの体質を是正する方向性を行なおうとしたが、これは根本的に是正しなければ成らないと決断して石破氏に託した大改革の時期だった。
 
 批判派や主流派は深層改革の問題は重視せずに表面的な、表に出てきた問題を処理すれば良いだろうと安易な問題と考えていたのだろう。

 石破降ろしが炎上しなければ返す刀で森山幹事長の責任を問う話も出た。
 しかし、ある大学教授が、辞任させ総理交代論まで出る風潮に、この危急の存亡の与党一党政治体質の蓄積が崩壊し新たな連合体制で政治を行う試行錯誤の時に、責任を問うどころかこの難局を乗り越えて新たな試行錯誤を行い、特に国内の災害の連続で瀕死状態を回復させるかに、全精力を打ち込み打破するかを試みることが先決ではないかと喝破した大学教授に、私は全く同感だと感銘を覚えた。

 石破降ろしや森山幹事長の責任問題を問うどころか、事態は待ったなしで進んで行く中に、評論家の人達は大変な事に成って来るぞと言って自分達の言質どうりに事が運ばないと、予測や読みが外れるとその話題から避けている。

 政権担当者は、刻々と変わる政治の進行に今迄の手練手管の様に行かず、政治内部の重要な事態処理を野党の方と一緒になり処理していく方向性を模索した。

 運営委員会には17あり委員の8部門の部署に野党に受け持って貰うことに、与党内では危惧をしているがそんなことを言っておれない状態になっており、政局内部の案件が増えてくるのを何としてもこれを挙党一致でクリアして行かねば成らない。

 それが政治内局の今後の仕事に成って来るのである。少数与党でも石破政権は奮闘しやるしかないので努力が認められば過半数を割った政権与党の凄腕の見せ処である。

野党与党も一蓮托生になって今度の政変劇が良い試金石に

 国内の景気も良くない景気回復を願い、今国民民主党の手取り額の壁問題と、諸々の関連付随する問題点も、国民民主党や立件民主党や維新の会も、れいわ新撰組も伸張してきている。

 即政界再編は参院選の結果が余程のサプライズが起らない限り、今の野党と与党の共同で政権運用を行って行くだろう。
 議員数は456の議席が変わらない以上はこのパイの中で数の奪い合いであるから、余程確りした政界運営をしない限り今迄の様な(のほほん)とした政治では野党与党連合の政治体制になるかも知れない。

 自民公明の連立運営は余程確りしないと過去の政治に体制にはならない。国民の願望は物価高に手取りが増えても追いついていけない、高齢化社会・少子化問題等が今慌てているがこの問題は以前から分かっていた、人手不足で企業は如何にもならい処に来ているので、野党与党も一蓮托生になって今度の政変劇が良い試金石になると思う。

 石破船長も森山機関長も前岸田総理の手も借りてこの混沌とし世相を切り抜けて欲しい。

 能登の災害被害地区も復旧に懸命に頑張っているので、いま政治に携わっている野党も与党も一所なって頑張ることが大切なのだ。
 国際協力も国内問題も最重要課題だが、トランプ政権が返り咲きしたのも国内政治の混沌とした課題をはっきりさせ次のステージに進むべきと語った事がある。

 自分は満足に泳げないのに溺れる人を助けることも重要だが、まず自分の泳ぎを確り覚え確認してから他人を完全に助ける事の重要性が大切だと力説するのがトランプ氏の考えであり、人を助ける為に己が溺れれば元も子もない話を聞いた事がある。

新たなステージに向かわれることを祈念

 アメリカ・ファーストの行いは中途半端では駄目なのだと、彼はその主義主張で成功してきている。
 今回の返り咲きは其れを立証したのだろう。国際社会も新たな展開が始まるし日本も不景気の中で身内争いどころでは無い、野党も与党も国内の問題も完結させて始めて遭遇する局面を確り打破して新たな展開に、夢を託して何といえば責任問題と大壇上にふりかざさず日本の政治を少しずつ人々が安心する社会になる様に奮戦して欲しい。

 我らが郷里の森山幹事長の身体だけは気を付けてこの難局を乗り切って、新たなステージに向かわれることを祈念して期待しております。(岩重20241110)

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