《政治・行政 》
たるみず乗合タクシー さらに利便性高め北部ルート出発式
事前予約型乗合タクシー(通称:たるみず乗合タクシー) 北部ルート(境、牛根、松ヶ崎、協和地区中央地区)における出発式が、令和7年10月1日(水)、協和地区公民館駐車場で開催された。

乗合タクシーは、路線バスの運行がない等の交通空白地域の解消や、高齢者等の交通弱者の生活移動手段の確保を目的としている。

同市では、平成21年度より乗合タクシーを運行。
路線バスが運行していない大野地区、市木地区及び水之上地区(中央地区・新城地区の一部を含む)を運行区域とし、各地区と中央地区を結ぶ4ルート、日祝を除く週6日運行している。


昨年6月に策定した「垂水市地域公共交通計画」で、市民の外出実態や移動ニーズに合った地域交通の最適化の具体的事業として見直しを行い、10月にドアツードア方式を採用。
12月から今年2月までの実証運行を経て、一定のニーズが確認できたことから交通不便地域である市北部 (境、 牛根、 松ヶ崎、 協和地区) と中央地区を結ぶための北部ル-トが本格運行がスタートしたもの。

同計画における既存の小谷ルートの始発点を小谷から浦川内まで延伸し、また中央地区停留所を新たに3か所増設、計9か所とし、停留所近隣や施設でも乗降可能となり、さらに利便性を高めた。
この日は、尾脇雅弥市長、坂元裕人副市長(地域公共交通活性化協議会長)、 協和交通(協和タクシー)の小森勇代表、協和地区住民や垂水市関係職員が参加し、セレモニーが行われた。


尾脇市長が、地域公共交通計画の説明や乗合タクシーの現状や地域の声を含めあいさつ。
住民を代表して協和地区公民館の野嶋正人館長が、新たなルート開設の喜びを伝えた。
テープカットがあり、北部ルートの本格運行がスタート。早速地域住民が乗り込んで利用した。
同市企画政策課によると、運賃については、距離に応じて200円~1100円/人。
例えば、垂水港~浮津(牛根地区)では、通常のタクシー約7000円が、乗合タクシー1000円で6000円お得となっている。
たるみず乗合タクシー 市ホームページ