2025年02月06日 07時13分

《行政 》

いざ災害時のボランティアセンター運営研修 鹿屋市社協で

 令和6年度災害ボランティアセンター研修会が、令和7年1月30日、リナシティかのやで開催され、地域住民や地域関係者らが災害ボランティア支援体制構築の在り方など勉強した。

写真=災害ボランティアセンターレイアウト検討を行う職員ら

 また、29日には鹿屋市社会福祉協議会や行政職員向けの研修もあり、30日にかけて災害ボランティアセンターのレイアウト検討など行った。

 社会福祉法人鹿屋市社会福祉協議会では、近年頻発化・激甚化している自然災害に平時から備えるため、災害ボランティアセンターに関する理解を深めるとともに、行政をはじめとした地域関係者間との災害ボランティア支援体制を構築することを目的として研修会を開催したもの。

 今回は、鹿屋市中央地区の町内会役員、民生委員児童委員、ボランティア関係者、市役所職員、社協職員ら50名程度で、災害ボランティアセンターでの運営訓練、非常食の実食など実施。 

 その背景には、近年日本において地震や豪雨災害等の自然災害が頻発化、激甚化している中で、被災地の社会福祉協議会が中心となり県内外の社協関係者等の協力のもと、生活復旧などを目的に災害ボランティアセンタ-の設置運営を行うことが定着化。

 このような状況の備えとして、地域の関係者同士の連携・協働が必要不可欠であり、災害ボランティアセンターの設置・運営に向けては、災害時支援に関するネットワ-クを構築しながら、災害ボランティアセンター運営のための人材育成が求められている。

 平時から災害時に備えるために、本会職員の災害ボランティアセンタ-運営に関する理解を深めるとともに、行政をはじめとした関係者間との災害ボランティア支援体制の構築に資することが目的。

 29日の職員向け研修では、災害に関する基礎知識、災害ボランティアセンタ-に関する基礎知識、災害ボランティアセンターのしくみや基礎知識などの講義と、被災者の置かれている状況の理解などの演習を行った。

 30日には、地域住民及び地域関係者等を含めた研修として、令和2年7月の鹿屋市における大雨浸水を想定し、災害ボランティアセンタ-運営訓練や総務、ニーズ、情報、受付・マッチング、オリエンテーション、送迎などの各班対応について学んだ。

 また、災害ボランティアセンターの設置場所を仮に旧中央公民館に設定し、動線と順路・帰着時の配置と流れ、駐車場やサテライトなど周辺施設等の利用、スタッフミーティングスペース、電話や電源など機材の設置、トイレ・着替えなどのボランティア休憩スペース、雨の日の対応などレイアウト検討を行った。

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