2024年06月26日 12時07分

《選挙 》

米丸候補鹿屋入り~誇り取戻しブランド力つけもっと前へ

 7月7日投開票の任期満了に伴う鹿児島県知事選は、いずれも無所属で、元県議の新人、米丸麻希子氏(49)、市民団体共同代表の新人、樋之口(てのくち)里花氏(52)、再選を目指す現職の塩田康一氏(58)の3人が立候補、大票田の鹿児島市内でそれぞれ第一声。

 米丸候補は25日、垂水市、錦江町、南大隅町、肝付町など大隅入りし、26日は鹿屋市役所前で街頭演説、そして東串良、大崎町、志布志市各地でそれぞれ第一声を放ち、政策を訴えた。

 米丸氏は、マイク片手に次のメッセージを訴えた。

 5年間務めた鹿児島県議会議員を辞職し、県知事選に立候補しました。この鹿児島をバージョンアップさせたい、それを実現するために、一つには鹿児島の誇りを取り戻すこと、2つ目は鹿児島の未来をしっかり描くことです。

 多くの若者が、鹿児島をこの鹿屋を出ていっており、鹿児島に誇りを取り戻したい、これまで中央に依存しきっていた、この古いシステムから脱却することが必要です。

 今回、救命救急医療センターの3つ目が鹿児島市に出来ようとしています。昨日から隅から隅へと大隅半島を回る中で、また鹿児島市にできるということを、本当におかしいことだと思っています。

 私自身姶良市に住んでいて、10号線が止まれば鹿児島市にどうやって行くのか、大雨が降った時に吉野が止まった。この大隅、命の軽重が知事一つの判断によって変わってきます。

 規律と透明性が失われてしまった県政、本当にこれでいいのか、救命救急医療センターが鹿児島にできることでいいのか疑問でなりません。

 この4年間、県議会議員として努めてきて、県が本当に住民の声を聞いているのか、そうは思わない。ドルフィンポート跡地の問題、これからの行政、公共施設は民間と一緒になって、力を合わせてこの日本を立ち直らせ、箱もの行政を行わず、責任ある投資回収を行っていきたい。

 そして鹿児島の未来を描くこと、これまで中央に依存、政治家の役割とは何ぞや、国からお金を持ってくること、それが政治家の役割だと言われてきた。国に頼りきりでいいのでしょうか。

 鹿児島県は明治維新の時に、外国に学び鹿児島に戻り、東京に行き、日本を鹿児島から変えた。
 今、どんどん世界は変わっている。私は46ケ国世界を旅してきて、この20年間、世界に住む友人たちがどんどん変化しているのに、この鹿児島、日本はどんどん停滞していっている。

 明治維新のように、日本をこの鹿児島から変えていきたい。中央に依存せず、自分たちでこの鹿児島を創る。
 そのために基幹産業である農林水産業、製造業、観光業の競争力を高めます。農畜産物、本当にいいものを作っている。しかし、付加価値をつける力が日本全国最下位。

 ブランド力がない、ブランドつける力を本当にテコ入れしなくてはならない。私の前職はブランディングの仕事をしていた。鹿児島県をもっともっと前に進めるために精一杯頑張りたい。

 もう一つやり遂げたいことは子どもファースト、医療費孫口負担、鹿児島県のみが医療費窓口負担となっている。他県に遅れ、本当に子どもを大切にしているのか、こんなに人口減少が行われているのに、子供たちの医療費窓口負担より、体育館を大切にする。

 5年前、150億円から始まり、今は倍以上の313億円、最後の県議会では、もっと基金投入が増えるのではということに、知事は400億円、県議会の議論を図ってと言われた。

 これまで県議会60年間、執行部が行ってきたことに対してノーと言ったことがありません。
 体育館、この半年間で68億円増えました。学校が一校建ちます。桜が丘養護学校は特別支援学校となり78億円でできている。

 医療費窓口負担、中学まで7億3000万円あればできる。体育館はこれから15年かけて1年に20億円ずつ返していく。
 体育館が出来たからと言って鹿屋の皆様、生活何か変わりますか。その日の生活、子どもが熱を出したとき、夜中にお金無しで安心して医療が受けられることが大事で、救命救急センター、鹿児島市中心でなく、南北600キロある鹿児島。鹿児島市がすべてではない。

 私が知事になったら、必ずや地方にも島にも目を向け、すべての人々が幸せになる、そしてしっかり自立できる力をつけ、県民に自信を取り戻させる、そういった県政を行っていきたい。

 そのためには私が知事になるしかありません。どうか私にお力をお貸しください。鹿児島が変わるチャンスです。必ず私が鹿児島を変えて見せます。

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