《議会 》
和歌山県串本町議員視察研修はキャンセル~肝付町議会
肝付町議会(有留智哉議長)の令和7年第3回定例会は、9月25日再開され、一般質問が行われたあと、議員全員協議会があった。
10月2日(木)、3日(金)に行われる予定の「和歌山県串本町視察研修」について協議があり、最終的に挙手により、視察研修を今回はキャンセルすることを決めた。

串本町は、同町田原地区の浦神半島に日本初の民間宇宙港「スペースポート紀伊」があり、同施設は、キヤノン電子とIHIエアロスペース、清水建設、日本政策投資銀行の4社が出資、設立したスペースワン社運用のもと、小型ロケットで人工衛星を打ち上げる商業宇宙輸送サービスを提供することを目的として建設された。
今回の視察研修は、串本町役場を訪問する予定で予約等も済んでいたという。
これらは有留議長と旅行会社を中心にスケジュール等が組まれ、鹿児島空港から羽田空港、南紀白浜空港、貸し切りバスで串本町役場を訪れ、翌日も同役場を訪れる予定の工程となっていた。
鹿児島空港から関空のピーチ航空は度々遅延…
これらは、有留議長から、鹿児島空港から関空のピーチ航空は、遅延が度々あったり、欠航となっても代替がない…などの理由で、羽田経由としたなどが説明された。
議員からは、「ピーチで大阪に何回も行っているが、遅れたことはない」「旅行会社を複数お願いして見積もりを取ったりし比較していいほうを選択するなどもできたはず」などの意見。
「これは前回の説明で、議員が納得して決定したはずで、直前になってこうした話を持ち出すのはどうなのか」などの意見もあった。
キャンセル料が発生するが…
これに対して、有留議長から「その差額は、議長個人が12月の期末手当で負担したい」旨の発言があり、「それもおかしい、議員それぞれが負担すべきものだ」。
さらに「差額を負担するというのは、寄付行為になりできないのでは」「こうしたこととなり、そもそも論として、この視察研修自体を辞めたほうがいいのでは」「キャンセル料が発生するが…」などの意見もあった。
最終的に、挙手による視察研修実施の可否が判断され、同視察研修はキャンセルするという決定があった。
キャンセル料等は今後話し合うという。