《選挙 》
てのくち里花さんをはげますつどい 鹿屋市で
令和6年6月20日(木)告示、7月7日(日)投票の鹿児島県知事選は、これまで現職の塩田康一氏(58)、前県議会議員の米丸麻希子氏(49)、市民団体共同代表の樋之口里花氏(52)が立候補を表明、三つ巴の戦いで選挙戦に突入する模様となっている。
告示前1週間となった13日には、鹿屋市寿7丁目公民館で、「てのくち里花さんをはげますつどい」が行われ、重要施策は、県民投票を通じて、県民の意思を広く聴く仕組み、常設の県民投票条例を導入し、納得と合意の県政をつくります…など訴えた。
樋之口氏は、原発に関しての県民投票条例の署名活動をしてきたけど、県議会で否決され、知事も目を向けてくれない。
古い川内原発が動き続け、鹿屋基地でも米軍無人機の一時展開や奄美や馬毛島、さつま町に軍事基地の建設が進んでいるなかで、わたしたち県民の声は届いていない。県の軍事化のスピードには目を見張るものがある。
それらは知事が聞く耳を持とうとしないからで、日々の暮らしに困っている人の声にならない声に耳を傾け、性別、障がいの有無にかかわらず、すべての県民が尊厳をもつことができ、人として大切にされる鹿児島県を子どもたちへ手渡したい。
出馬表明をしている他の二人の違いは、権利体育館をどうするのかという以外は、今までははっきりしていない。これからの4年間が問われる知事選で、原発や基地の問題等を棚上げするわけにはいかない。
また、子どもの医療費は、所得制限なしで、高校卒業まで、病院の窓口で負担をゼロに。
学校給食は、地産地消の安心・安全な食材を中心に据え無償化に。その上で、児童・生徒の農林漁業体験の機会を充実させるよう市町村とも連携していく」など伝えた。
参加者からは、「鹿児島市で討論会があると聞いていますが、ほかのお二人に負けないよう、特に自民党は、よかこつすればいいんですが、悪こっばっかりなので負けないように頑張ってください」。
「国が子どもを産めないような施策を進めてきて、体育館やスタジアムも、そんなに大きいものでなく小さくても、サッカーやラグビーが楽しくでき、子供たちが気軽に楽しめるようなそんな場所にしてほしいし、公園で遊ぶ姿も少なくなってきたような気がする。子供たちにもっと目を向けてほしい」。
「タクシーを呼ぶのも、今、すぐ来てくれないし、人口減少が深刻な問題となっていて、空き家率も多い。都会のほうに流れていくばかり。子育て支援をちゃんとしていき、しっかり予算もつけてもらいたい」。
「鹿児島は農業が中心ですが、自分たちの命に関わる問題なのに、食糧危機になった場合、農家の人たちに強制し、作らなかったら罰金だというようなめちゃくちゃなことをしている。自分たちの施策で農業をつぶしておいてちぐはぐ。食料を確保していくのは大事なことであって、もっと国も県もちゃんと考えてほしい」。
「生活保護も、アベノミクスで格差が広がり、儲かる人は儲かる、お金がない人との差が広がってきている。生活保護を受けることは一つの権利なはずだけど、今、受けられない、却下される人もいると聞きます。本当に必要な人には、恥ずかしいことでもないのでもっと簡単に受けられるようにしてほしい。困っている人にはちゃんとお願いしたい」。
「補聴器の補助も、高齢になれば70%、80%が耳が聞こえなくなる、その補助がしっかりしていないと、認知症になったりする」。
これらの意見を聞いて樋之口氏はさらに「新聞に書かれていましたが、今回の県知事選では、国にものを言う人、言える人を選ばんといかんというふうにも書いてあった。地方自治体一括法が改正されたが、国と地方は対等であるはずなのに、それがどんどん国主導になっていき、大変なことになると思う。
子供たちをもっと大事にし、もっと遊べるような環境も作っていくべき、そも大事な視点だと思う。頑張りましょう皆さん」と訴えた。
原発ゼロを目指す県民の会の有馬裕子代表は「「自分の考えをしっかり持ってフラフラしません。子どもたちがコロナの時、給食を食べられないときがあって、それをいち早く教育委員会に申し入れて、どうにか食べられるようにと交渉。
貧困、格差がある中で、生理用品を代用品で処置しているという声が全国で上がった時に、学校のトイレにおいてという申し入れをされた。
声を上げ続けてきた樋之口さんであり、これからも私たちの思い、要求をつないでくれるのは樋之口さんしかいないと思う。」など話していた。