2025年05月03日 15時53分

《行政 》

志布志市と住之江区、さんふらわあが3者協定締結

大阪志布志航路で教育、文化、スポーツ交流、観光や産業振興を

 志布志市と大阪府大阪市住之江区の友好交流、株式会社商船三井さんふらわあとの三者連携協定が、令和7年4月29日、福山氏庭園で開催された。
 大阪では万博も開催され、フェリーによる万博旅行、また今後、関西方面からのさらなるスポーツ合宿等の誘致が期待され、協定が締結された。

 フェリー志布志大阪航路は、1977年に就航し48年が経ち、この間、大阪と志布志の人流や物流を支えてきたが、今回、航路の発着地である志布志市の志布志港と、住之江区の大阪南港、双方の友好交流、並びに株式会社商船三井さんふらわあとのさらなる連携を目指すため、三者で連携協定が締結されたもの。

写真=協定書に署名する藤井区長、牛奥社長、溝口副市長(左から)

 協定の趣旨や目的などは次の通り。
 志布志市と大阪市住之江区は「港でつながるまち」を縁に、これまでスポーツ合宿や観光、教育旅行なと、さんふらわあを活用した交流を深めてきた。

 今後、さらに密接な連携により双方の市民の理解を深め、さんふらわあ利用の旅行者等による交流人口の拡大を推進し、地域の成長・発展を図ることを目指し、次の連携項目が決められた。

▽大阪志布志航路を通した地域の魅力づくりに関すること
▽観光及び産業の振興に関すること
▽教育、文化及ひスポーツ等を通した交流に関すること
▽その他本協定の目的を達成するための事業に関すること

 協定締結による今後の展開は、さんふらわあを利用しながら、お互いの祭りやイベントに出展して観光PRなどのプロモーション、市報等でのお互いの情報発信。
 市内観光資源や近年注目を集める産業資源を活用したツアーなどの振興。
 志布志市での恵まれた環境(年間を通して温暖で日照時間の長い環境)でのスポーツ合宿誘致など
 大阪・関西万博を契機とする国内外からの流入人口を相互に誘客・送客することによる地域の活性化などが図られていくという。

 この日は、株式会社商船三井さんふらわあの牛奥博俊代表取締役社長執行役員、守屋光興取締役常務執行役員西日本本部長、 理事の大西康人旅客営業二部長、垣内秀 明志布志支店長兼鹿児島営業所長。
 大阪市住之江区の藤井秀明区長、橋本宏之助総務課長。
 志布志市の溝口猛副市長、福田裕生教育長、川上桂一郎総合政策課長、木村勝志みなと振興課長。

 国土交通省九州地方整備局志布志港湾事務所の渡邉佑輔所長が協定締結立会人で出席。

 3者で協定書に署名が行われたあと、それぞれがあいさつ。
 連携項目等が確認され、さんふらわあを利用して万博へ行くといった具体的な地域活性化の取り組み、3者で協力してスポーツ合宿の誘致なども取り組んでいくことが期待されている。

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